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体内時計とアンチエイジング

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"薬を飲めばなんでも治る"と信じられていた時代がありました。それは、それほど昔ではなく、私たちの親や祖父母たちの生きた時代でも同様です。

思い返せば、漫画や童話に登場する"不老不死の薬"や"秘薬"なども、何かしら経口摂取する形態をとっているものです。

現代、薬、あるいは西洋医学には限界があるという考えが一般的になっています。今では、東洋医学との融合、遺伝子治療といった、人間本来の姿に根付くアプローチが求められています。

2010年、ほとんどの製薬会社が、主力薬の特許失効という問題を抱えているそうです。そんな中、日経ビジネスが、次世代の医療として取り上げているのが、"体内時計"です。

「体内時計」が解き明かす生命の本質
http://business.nikkeibp.co.jp/article/manage/20100707/215308/

アンチエイジングといえば、一般人には美容面がよく取り上げられますが、老化は科学的にも、医学的にも研究が待ち望まれるテーマです。

老化という問題と根深い関係を持つ"体内時計"の研究を行っているのが、東京大学医学部出身の上田泰己(ひろき)さん。

若くして研究チームのリーダーを務める彼は、"分子時刻法"と呼ばれる、体内時計の測定法を確立したそうです。

体内時計は、例えば空腹感や、睡眠のサイクル、さらには体温の調節などに影響してきます。

1日のサイクルもあれば、年末、寒い季節に向かって、人の身体は活発さを失い、春の気温が上昇する頃になるとまた回復してくるという年単位の傾向も、この体内時計が関係しています。

女性であれば、性周期にも大きな影響があるかもしれません。そして、産まれた瞬間から、死ぬまでの大きな流れも、また、体内時計の動きに大きく左右されます。

体内時計の研究が進み、詳しいメカニズムが解明されれば、投薬を効率化し、治療の効果を高めることもできますし、今までできなかった手段で、治療を行うこともできるようになるかもしれません。

今までアンチエイジングの研究というと、身体の酵素や抗酸化物質などが良く取り上げられていましたが、日本の最先端で研究されている"体内時計"が、世界のアンチエイジング事情を大きく変える日も、そう遠くないのかもしれませんね。

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